先週会社の子に教えてもらって、予告動画とサイトを観て、これはぜひ観たい!!!と思った映画
『KUBO クボ 二本の弦の秘密』
もう、三味線の音色で折り紙に命を吹き込むってところで、面白そう!!って思ったのと
サイトのTRIVIAってページに書かれてる
インスピレーションの源※サイトから抜粋
- クボの亡き父ハンゾウは、黒澤明監督の名作『七人の侍』で、史上最高の侍の役を演じた日本の伝説的俳優、三船敏郎に敬意を表し、彼に似せて作られている。
- 絵柄は、版画の巨匠、葛飾北斎や斎藤清をはじめとする、古典的な芸術、版画に触発されている。
- 衣装デザインのチーフ、デボラ・クックは日本のデザイナー、イッセイミヤケの有名なプリーツや折りの技術を研究し、照明のディーン・ホームズは、日本が舞台のドキュメンタリー作品をいくつも鑑賞した。
人形チームは、ポートランド美術館で侍の鎧をリサーチした。 - クボの眼帯は、封建時代の伝説的な武士であった片目の伊達政宗と、徳川幕府に仕えた剣の名士、柳生十兵衛三厳に敬意を表したものである。彼らは二人とも眼帯をしていたことで知られている。
- 製作の指針となったのが、日本のわびさびという美意識。仏教の教えに由来するこの世界観は、儚さや不完全さを美しいものと考える価値観である。
や、ストップモーションで撮ってるというところでも興味深くてすごくわくわくして、上映している映画館が少ないですが、新宿のバルト9に行ってきました
もう。。。
ほんっとに
素晴らしかったです(≧∇≦)
今年観た映画で断トツ1番どころか
自分の中では今まで観た映画の中で5本の指に入ります
最初のほうで三味線の演奏に合わせて折り紙の武士が戦うシーンは圧巻で、ここでもうアホ面で見入ってましたw
とにかく映像がとても美しくて情緒があって、最初から最後まで惹きつけられました。
これまでも、日本を舞台にした外国の映画っていくつか観たと思うけど、
どれもニュアンスが入ってるって程度にしか思わなかったし、そんなもんだろうなと思ってました。
でもこの映画は本当に日本人が潜在的に持ってる情緒を呼び起こさせるというか。。
完全に
和です。
外国で作られた、完全に和の映画
語彙力なくてこんな表現orz
雰囲気で( ̄▽ ̄;)
日本の素晴らしさについて誇らしさすら感じました。
外国の映画で日本の世界をここまで作りこませるほどのもんなんだと。
最初は、予告動画観た時点の印象で、なんでわざわざストップモーションアニメなんだろう。。CGでええやん。。って思ってました
なぎ、いちおう、本職CGデザイナーですねん。3Dの。
映像とかゲームの。
これ見たことある~~ってやつとかやってますのやで。
どれやったとかは言えないけど( ̄▽ ̄)
この映画で用いられてるストップモーションっていう恐ろしく手間がかかる手法と
日本の芸術・文化の緻密で繊細なところがすごく合致してるというか
ひとつひとつの質感がすごく丁寧に緻密に作られていて、
メイキングの映像観ても、例えばクボが着てる着物のクワガタの家紋を手で刺繍してるところとか、落ち葉の船の葉っぱを1枚1枚動きを撮影して、そこのシーンだけで19か月かかってるとか
メイキング観てて、前に伊藤若沖の展覧会で鳥の羽とか1枚1枚本当に緻密に、丁寧に描かれてるのを見て感動したことを思い出しました。
あと、
登場人物の表情がとてもいいです。
いろんな場面で、キャラの表情だけでウルっときます
さすがに表情はCGでフェイシャルアニメやって合成してるのかなと思いきや
表情もパーツを入れ替えて撮影してるそうで、クボの表情の数は4800万通りだとか。。。
これ1コマ1コマ入れ替えてるとか。。。
( ゚Д゚)
よくやろうと思ったな。。。
動きはよく見かけるコマ撮り動画とは違ってホントになめらかで、だからこそ予告編観てCGでええやん。。って思ってたんやけど
やっぱりCGとは違う、コマ撮りの独特さがあって、それがまたノスタルジックな感じを出してたりもするんです。
ちなみにコマ撮りといえば、
なぎはチェコのヤン・シュヴァンクマイエルという人の作品が好きで、中でもAliceはいろんな作品ある中でも、この人のAliceが一番好きです
CGの場合、たとえば、1秒に30フレーム(30枚の絵)あるとして、1フレーム目と30フレーム目でポーズをつけると、その1秒間の動きは自動的に補間してくれるんです。
なので、補間せずに作れば動きだけならCGでもコマ録り風に作ることも可能です。
それはそれでおもろいかもw
とにかく、ひとコマずつ手間をかけて丁寧に作られてるなってのが伝わるし、ひとつひとつの質感に温もりを感じられてジーンとします
なぎは元々特撮が好きです。
CGの技術は物凄い進化してるし、最近のヒーローには欠かせないものやけど、やっぱりCGがなかった時代の特撮を観るとすっごいわくわくします。
撮影方法や特殊効果の技法、効果音とか、いろんな工夫、アイデアを出して試行錯誤したうえで作られたものだから、そうゆうのが伝わるというか、
うまく言葉にできひんけど、昔NHKでやってた『できるかな』ありますよね
ノッポさんとゴン太くんの。
ノッポさんが選んだ完全保存版 できるかな ベスト30選(5枚組) [DVD]
わくわくするし、想像力を掻き立てられるし、創作意欲みたいなのが沸いてくるんですよね
^^
CG制作は楽しいです。PCの中で自分の世界が好きに作れます。
だけど
なぎはやっぱり段ボールで基地作ろうぜ!!
綿で雲作ろうぜ!!とか
ってほうがわくわくしますw
ええ年して段ボールで基地作ってどないやねんってのと、ウルトラマンになれなかったので(笑)せめて。。と思ってCGデザイナーになったわけですw
ドラえもんの映画『のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』で、スネ夫が持ってるプラモデルで庭で特撮撮影したり、実際プラモデルに乗って戦ったり、しずかちゃんが自分が持ってるおもちゃの家のお風呂に沸かした牛乳入れて牛乳風呂入ったりするの見て、すっごいわくわくしました
出典http://blog.goo.ne.jp/mk1_1978/e/65a06e445f6f4e364568cf0dbc90719c
んで、なぎも小学生の頃に、集めてたウルトラマンとか怪獣の人形持って浜に行って、土で汚して写るんですでいろんなアングルで撮ってみたりしてました(笑)
CGは3D空間の中で何でも作れるし、CGの良さはあるけど
やっぱり本物の感触とか質感を感じられるわくわくには勝てない
自分がCGの世界に入れたらそれはそれで楽しいのかも^^
最近はVRとかありますしね。
でもVRで牛乳風呂は入れないかw
あ。決してCGが楽ってことはないですぜ。
偉そうに言えるほど自分はぜんぜん大したことないですけど、CGもリアルの質感とか筋肉とか骨の構造とか、物理的な理解とか観察力があってのことやし、照明も同じようにPCの3D空間で配置したり設定してるってだけなので、考え方は一緒でふ。
実際触れられないけど^^
この映画は人形模型は3Dプリンターで作ってるらしいので
元はCGで作ってるってことですな
せやから、CGとアナログがいい感じで融合してると思います
ストーリーについてはあらすじはいろんなところで書かれてると思うので端折りますが、一言で言うと
愛❤( ̄▽ ̄)
ですなw
親子の愛、夫婦の愛
愛を知ることから逃げて悪になった人
最後のほうで、それまで観てきたシーンや、登場人物の表情を回想して涙が。。。
観て3日経ってますがまだ余韻に浸ってます。
なぎは新宿のバルト9で観てきました。公開が11月18日ということで、すいてるだろうと思ってちょっと油断して上映30分前に映画館到着したんですけど、すでに席がけっこう埋まってて焦った。。。席はやや前のほうで、終わりかけの映画だし、スクリーン小さいかもとか、観やすさが心配だったけど、いざ入ってみると、デカいスクリーンで広くてどの席からでも観やすい感じでした
きのうまでは、15日以降の上映スケジュールが真っ白でしたが、また追記されてました
もう一度観たいと思ってるので、懐事情と時間の都合があえば、もう一度観に行こうと思ってます。
特撮好きな方とか、メイキング観たらきっとわくわくすると思いますよ^^
今週末もやってるみたいなので、ぜひ観てほしい♪
なぎも、いろいろがんばろw
自分が作ったものも、こうして誰かの目について喜んでもらえてたりもするのかな♪
3Dプリンターが家にあればCG作るのがもっと面白くなりそう♪
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