師匠を決めて
稽古の見学に行った日に
子供の頃からやってる人もいるけど
やっぱり義太夫は年を取っていろいろ経験してからのほうがいいみたいなことを師匠が話してて
確かに、なぎも中学生で義太夫をやったけど
子供の頃は
意味はわかるけど
理解はできてなかったと思う
それなりにドロドロした感情も理解できるようになったのかもしれんけど(いや。。まだまだかもw)
人形浄瑠璃とか義太夫の話とか台詞のドロドロっぷりはホンマにディープで
切なくて
やり切れない気持ちになるものが多いです
理不尽に殺されたり
裏切られたり
今は
なんか辛いことがあっても、自分の好きなことをしたり、友達に会って騒いだりして気を紛らわせて、またまえむきに頑張ろうって思える環境だったりするけど
昔の人はそんなお金も自由もないし
好きな人に会いたくてもすぐ会えないし連絡も取れないし
大事な人が軍に行ったり
家族が病気になっても医者に行けないし
正直な気持ちを押し殺さないといけなかったり
心が辛いときにどうやって希望持ってたんやろ
そりゃ出家するわな。。
とか
切ないなぁとか辛いなぁとか心が痛いときはいくらでもあるけど
そんなことを思うと
自分の心の痛みなんぞ、気の持ちようでどうにでもなるし
まずそれで殺されることも死ぬこともないw
義太夫の世界の中でのことは
昔の話とはいえフィクションだし
今実際に起きることなんかまずほぼあり得ないし
そのどうにもならない感情や慟哭を理解しきるのはなかなか難しいと思うけど
生きてていろんな感情を味わって
辛いなって思っても
この先何か自分の表現とかそんなことに繋がっていけば無駄ではなかったのかもなぁと思ったりする。
なんか無理にポジティブになるのも違うと思うし
昔は周りに当たったり卑屈になったりすることもあったけど、ネガティブな感情も、むかつくことも、変に誤魔化したりポジティブに変換することもなく、せっかく辛い気持ちになってるなら味わいつくしたろとかw
いろんなことやらかしたりして
あーーーーーもおおおおお自分ってorz orz orz
ってなることばっかりですが
きっといろんな引き出しがあるに越したことはないんだろうと思うと、まだいけるなw
今は食べるものや寝る場所に困ることもない
子供のときに親元離れて奉公に出ることもない
大事な人が軍に行くこともない
水道も電気もある
好きな人にLINEできて既読まで確認できる
会社でセクハラやパワハラ受けたら上司を訴えられる
そのうえ
スピリチュアルカウンセラーやら心理カウンセラーやらがいっぱいいて
自己啓発本なんかもいっぱいあって
自分らしく生きましょう的なキャッチコピーだらけで
今の時代の日本に生まれてきただけで奇跡やなって思う。
でもそれだと昔の人と不公平やから
もしかしたらホンマに前世ってあって、今生きてる人らはいったん昔の理不尽なことがあった時代を経験して来てるのかもなぁ。
なんて
ふと思ったりしたことをつらつら書いてみた。