こんばんは。なぎです。
きのうはこちらの義太夫演奏会を観に行ってきました。
人間国宝の竹本駒之助さんをはじめ、ベテランの方々が出演されてるので早めに行って席とらないと。。って思ってたのに
探しものしてたら予定より家出るの遅れたうえに
ボケっとしてたら、池袋で丸の内線に乗らないといけないところを会社行くときに乗る有楽町線のホームで待ってて、
うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっって( ゚Д゚)
ってダッシュで丸の内線に乗って、8月にお江戸日本橋亭での演奏会観た時も、10分前に到着したらもう席がなくて追加で椅子出してたくらいだったので、
しょぼーん(´・ω・`)
ってなってたら、一緒に義太夫の稽古を受けてる南淡中学校の郷土芸能部時代の顧問の田端先生からライン
公演くる?席とってあると
(;゚Д゚)おおぅ
ぱぁぁぁぁぁぁぁ✨(´▽`*)
っしゃああああっ(ノ’ω’)ノ
先生神すぎる。。
てことで無事に席につけました
先生曰く、1時間前の時点で10人くらい
並んでたそう。。ですよね( ̄▽ ̄;)
雨降ってたから外はちょっと肌寒かったけど中入るとめっさ蒸し暑い。しかも走ってたし・・席着いてからジュース買っておけばよかったと思ったけど、席ぎゅうぎゅうでちょっと席立ちづらかったので我慢。。
開演時間になると、原道夫先生の解説が始まりました。
原先生は、義太夫協会の会長をされてる方で、5月から始まった義太夫教室の入門コースの講義の授業では、義太夫や人形浄瑠璃の起源、歴史について教わりました。
どういった宗教的、歴史的背景で生まれ、発展してきたかとか、浄瑠璃の由来になる『浄瑠璃姫物語』の話とか
太夫という呼び名のほかに、元々律令制で国司に与えられた『掾(じょう)』という称号が朝廷から与えられていた話が印象に残ってます。
浄瑠璃姫物語の絵巻の資料をみせてもらって、帰りに早速書店で、作者の岩佐又兵衛の絵が載ってる画集を立ち読みしてきました(買わんのかいww)
又兵衛の展覧会があったら行きたいな
原先生の講義は合間の雑談みたいなのもすごい面白くてきのうは原先生の解説も楽しみのひとつでした♪
解説が始まると、まず原先生がご自身が雨男で。。って小学校の初めての遠足も雨で中止でという話から始まりましたwww
さすがです。登場して一瞬でがっつり掴んではりましたw
演目『義経千本桜』すしやの段
あらすじ、内容はこちら→文化デジタルライブラリーリンク
の内容についても、手書きの登場人物の相関図、
物語の舞台となる地域の地図、
平維盛が奉公人として隠れてた鮓屋で作られた釣瓶鮓(つるべすし)の画像まで。しかも配布された画像は白黒だったので、わざわざカラーで印刷されたものを観客に回覧してもらうという手の入れようです
ちなみに奈良の吉野に、つるべ鮓弥助というお店があるそうです
ジブリに出てきそう?奈良にある日本最古の寿司屋「つるべすし 弥助」 | icotto
奈良の吉野、数年前にずっと参拝したかった天河弁財天に行ったときめちゃくちゃいいところで、パワースポット感半端なかったです。
ちなみにお勧めされてここに宿泊しました。
歴史のある旅館やけど和モダンな感じで
ロケーションも最高でした^^
超お勧めな旅館です☆
また行きたいなぁ。
また行くことあったらつるべ鮓食べてみたい
(≧∇≦)
原先生の解説によると、維盛を匿ってる鮓屋の主、弥左衛門が、維盛の父である重盛に恩義があることを維盛に話すところで
元々の原作では、弥左衛門が唐土(中国)に送るお金を盗んだ船頭だったのを、見つかって処刑されるはずのところを重盛に助けられたという設定だったのが
その鮓屋には実は実在のモデルがいて、悪事を働いてたというのは具合が悪いってことで、途中で弥左衛門はお金を盗まれた船頭っていう設定に床本が改変されたそうです
ただ、今回の演奏会では、駒之助師匠が原作のままの床本で語られるということで、
これは歴史的に大変貴重な機会であるとのことで
なぎは駒之助師匠が出演されてる公演は2回しか見てなくて、どちらも割と出演時間が短かったので、今回特に楽しみだったし、そのうえそうゆう貴重な機会とのことで、ホント来てよかったと
そんなことを思いつつ、いよいよ開演
もう釘付けで耳かっぽじって聴いてました(笑)
うーん。なぎごときが感想とか言えるもんでもない
( ̄▽ ̄)
声とか節回し(?)の表現とかは当然やけど
とにかく人物描写が素晴らしかったです。
権太と母親のやりとりとか、自然と笑いが起きました。
始めから最後までずっと引き込まれました。
あんびりーばぼー!
中盤の竹本綾之助師匠
(なぎお二人からは教わってないし面識もないけどなんとなく師匠とお呼びしたほうがええのかなとか思ったり。。芸人システム的なww)
は、弥左衛門の娘、お里が、夫婦の契りを結んで一生連れ添う人だと思ってた弥助が実は維盛で、妻も子もいたと知って
自分の恋心を訴えて泣くところは本当に切なかったです
『~過ぎつる春の頃、色珍しい草中へ、絵にある様な殿御のお出で、維盛様とは露知らず女の浅い心から、可愛らしいいとしらしいと思ひ染めたが恋のもと。父も聞こえず母様も、夢にも知らして下さつたら、たとへ焦がれて死ぬればとて、雲居に近き御方へ、鮓屋の娘が惚れられふか。一生連れ添ふ殿御ぢやと、思ひ込んでゐるものを、二世の固めは叶はぬ、親への義理に契つたとは、情ないお情に預かりました』
とどうどと伏し、身を震はして泣きければ。
出逢って恋心を抱いたその時を回想してるところは映像が浮かんで、なぎはここが一番心に刺さりました
“(/へ\*)”))ウゥ、ヒック
切ないのぅ
声から“可憐”さがあふれてました。
後半の越孝さんは、なぎ義太夫をまた勉強するってなったときに、それまで東京でこんなふうに義太夫の公演が頻繁にあることも知らなくて
いろんな情報を検索したり調べたりしてて
その中でyoutubeで越考さんの映像を拝見して
圧倒的な表現力に引き込まれて、
この人すげー( ゚Д゚)てなって
何度もyoutubeの映像再生してました。
実際演奏会でも2~3回生で聴いて
やっぱりすげー( ゚Д゚)
って思ってましたが、今回も
めっちゃすげー( ゚Д゚)
義太夫界のジェニファー・ホリデイ!
いや違うけど( ̄▽ ̄;)
ジャニス・ジョップリン!
いや違うけど( ̄▽ ̄;)
・・・ボキャブラリーなくて肝心なとこでまともな
感想できなくてスマセン。。。
アホ丸出し文章
てかこうゆうのって感想書いても実際
生で聴いてみないと伝わらないし。。。
感情を揺さぶられます。弥左衛門が維盛と維盛の妻子を金のために捕まえて差し出したという息子の権太を怒りで刺してしまう場面、権太が苦しみながらも策だったこと
や、実は自分の妻子を維盛の妻子の身代わりに差し出したとその悲しみを訴えるところは
越孝さんの語りで涙を絞り出されるような感じで客席のあちこちからすすり泣きの声が聞こえました
三味線の旋律や音でもぞくぞくしたり
ドキッとしたりする場面が多々あって
ちょうど前の人のアタマで三味線弾きの
方の姿が隠れてたんやけど、右左と
頭移動して三味線にも釘付けになところが
ありました。
いやもう。。。義太夫ってソウルでブルースでロックだ!!
いや違うけど( ̄▽ ̄;)
って感じます。
なぎは子供のころから演歌が好きで、だんじり唄も太夫も好き。
なんでかっていうとやっぱりソウルフルだからwでも繊細で綿密で美しい
やっぱり歴史の中で人間の苦悩や悲しみや喜び、祈りから生まれて、磨かれてきたものって本当に素晴らしい。
どのジャンルの音楽でも芸能でもそうゆうとこは共通してると思う
公演後、外に出るといつもお世話になってるお師匠さんとかもいてはって、やっぱり普段の私服の時って全然イメージ違っててお得な気持ちになれたw
宝塚のスターが普段の姿でいてはるみたいな感じやね。うひ
田端先生と感想言いながら神田まで歩きました^^
はぁ。この日記書くのに2時間以上かかったぜよ。。。
でもアウトプット大事( ̄▽ ̄)
アウトプットして初めて自分の血肉になるのやで。
ところで、なんで権太は母親騙してまでお金取るような不良やのに、自分の妻子を身代わりに差し出してまで維盛一家を救ったのか、そこの心境はなぎにはよくわかんなかった。心境の変化があったといってもなんか腑に落ちない。
前後の話含めて何度か観たり調べたらわかるかな。
どなたか見解教えてくだされ。
さ。あしたのお弁当作ろ
台風ダイジョブかなぁ~